社会インフラを支える

 

水と空気のプロフェッショナル集団

 

技術を見つけ、育て、活かす

 

代表取締役会長 来山 哲二  代表取締役社長 佐藤 宏之

株主の皆様には、平素より当社グループ事業につきまして格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

ここに、第37期(2024年9月1日から2025年8月31日まで)のご報告をお届けするにあたり、株主の皆様にご挨拶申し上げます。

 

当連結会計年度における事業環境は、国内では雇用環境や所得水準の改善、設備投資の堅調な推移が景気を下支えした一方、地政学リスクの高まりや海外金融市場の変動など、先行きに対する不透明感が残る状況となりました。このような外部環境のもと、当社グループは収益基盤の強化と持続的成長の実現に向け、各種施策を着実に進めてまいりました。

 

当社グループは、自動化・省力化の進展や脱炭素社会への移行に伴う需要拡大を重要な成長機会と位置づけ、エネルギー効率の改善や排出量削減等に対するお客様のニーズに応えるべく、提案から導入、保守サービスまで一貫して価値を提供できる事業体制の強化に取り組んでまいりました。これらの取り組みは、顧客価値の向上と事業機会の拡大の双方に寄与し、収益基盤の安定化に結び付いております。

 

さらに、前年度に子会社化したコーベックス株式会社およびアイエススプリンクラー株式会社が当連結会計年度より通期で連結業績に組み込まれたことにより、当期の増収増益に大きく寄与しました。

 

以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高10,114百万円(前期比20.8%増)、営業利益911百万円(前期比64.2%増)、経常利益986百万円(前期比129.2%増)となりました。

 

また、将来の成長機会を確実に捉えるため、当連結会計年度において転換社債型新株予約権付社債を発行し、2,000百万円の資金調達を実施いたしました。調達資金につきましては、M&Aを含む戦略的な成長投資に充当し、持続的な企業価値向上を見据えた取り組みを進めてまいります。

 

株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。