2026年8月期 中間 ポエック株主コミュニティ PUEQU TIMES

ご挨拶

株主の皆さまにおかれましては日ごろより多大なるご高配を賜わり誠にありがとうございます。

2026年8月期第2四半期においては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、緩やかな回復基調で推移し、設備投資にも持ち直しの動きがみられました。一方で、物価上昇の継続や金融資本市場の変動、海外経済の動向や通商環境の変化等の影響により、先行き不透明な状況が続きました。さらに足元では、イラン情勢の不安定化に伴う原油価格の変動や世界経済への影響についても不確実性が高まっております。 このような事業環境のもと、国内では人手不足を背景とした工場・現場の「自動化・省力化」投資が進展しているほか、脱炭素社会の実現に向けた国際的な枠組みの進展を受け、カーボンニュートラルや資源循環に関連する市場も引き続き高い関心が寄せられております。 加えて、2025年10月に発足した高市政権により17の戦略分野が設定され、当該分野において官民連携で投資が促進される方針が示されました。17の戦略分野については、当社グループの事業にとって関連性が高く、具体的に は、消火装置を手掛ける当社及びアイエススプリンクラー株式会社が「防災・国土強靭化」に、造船向けの部品・装置の製造販売が主力事業である株式会社三和テスコ及び東洋精機産業株式会社が「造船」に、陸上養殖設備を手掛ける株式会社マリンリバーは「フードテック」に、有機溶剤回収装置を手掛けるコーベックス株式会社はその主要な販売先が半導体業界であるという観点で「AI・半導体」に、2026年2月に当社グループに新たに参画した東鉄工株式会社は水素還元製鉄向けのバルブも手掛けているという観点で「資源・エネルギー安全保障・GX(グリーン鉄)」にそれぞれ該当し、当社グループの事業成長にとっても大きな追い風になると考えております。
当中間連結会計期間における経営成績は、売上高は、環境・エネルギーセグメント及び防災・安全セグメントを中心に増加した一方で、利益面では、環境・エネルギーセグメントにおける成長分野である有機溶剤回収装置の製造販売事業の収益計上が2026年3月(第3四半期)以降に集中する見通しであること、動力・重機等セグメ ントにおける前期後半の船舶機器関連の受注・売上急増の一時的な反動があったこと等により、経常利益は前年同期を下回りました。以上の結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高5,305百万円、営業利益386百万円、経常利益397百万円となりました。第3四半期以降につきましても歩みを止めることなく、さらなる成長を目指してまいります。
株主の皆さまにおかれましては、変わらぬご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役会長 来山哲二

グループ会社のご紹介

きらりと光る技術を見つけ、育て、活かすM&A戦略で事業拡大を続けてきたポエック。
「ポンプの専門家集団」からスタートし、
現在の「環境・エネルギー事業」「動力・重機等事業」「防災・安全事業」を支えるグループ会社を紹介いたします。
今回は2026年2月にポエックグループのメンバーとなった東鉄工株式会社です。
東鉄工はどのような会社なのか、強みやポエックグループ入りした背景などについて、
代表取締役社長 近澤 雅章さんにお話しを伺いました。

東鉄工 納品実績

代表取締役社長 近澤 雅章
代表取締役の近澤です。東鉄工に入社して50年以上、製鉄所向け特殊バルブの設計・製作に携わってきました。座右の銘は「我以外皆我師」です。周囲のすべての人から学ぶ姿勢を大切にしながら、長年培ってきた経験と技術を礎に、現在も現場の第一線で事業に取り組んでいます。

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東鉄工ってどんな会社?

What kind of company is AZUMATEKKO ?

当社は創業から約60年にわたり、製鉄所のプラントで使用される特殊バルブの設計・製作を行っている会社です。主に鉄をつくる製鉄所の設備の中で使われる、非常に特殊なバルブをオーダーメイドで製造しています。
製鉄所では、鉄鉱石やコークスを高炉に投入し、下から約1300℃の熱風を送り込むことで銑鉄を生産します。当社のバルブは、こうした製鉄設備の周辺で、高温ガスやダスト、さまざまなガス流体を制御する役割を担っています。
一口にバルブといっても、一般的な水道用のものとはまったく異なります。高温ガスを制御するバルブ、有毒ガスを扱う配管ラインのコントロール弁、ダストを排出する装置など、用途は多岐にわたります。また、直径数百ミリのものから、直径6メートルにもなる大型設備まで、すべてお客さまの仕様に合わせて設計しています。
例えば、国内大手製鉄所や、国外製鉄所のプラントで当社のバルブが使用されています。また、高炉の頂部に設置される安全弁「ブリーダーバルブ」は、国内にある製鉄所の大半において当社製が採用されています。
さらに発電所設備などでも、プラントメーカーを通じて当社の製品が使用されています。こうした設備は長期間稼働するため、納入後も補修やオーバーホールなどの需要が継続的に発生するのも特徴です。

製品画像

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東鉄工のオンリーワン

The one and only AZUMATEKKO

最大の強みは、すべてオーダーメイドで設計できる技術力です。製鉄所の設備は、温度や圧力、ガスの種類、ダストの量など条件がすべて異なります。そのため、既製品では対応できず、設備ごとに最適なバルブを設計する必要があります。
当社では、お客さまから提示される条件をもとに、強度計算や構造設計を行い、最適な製品を設計します。こうしたノウハウは長年の経験によって培われてきたものです。創業当初から製鉄所向けのバルブを手掛け、現場の設備や運転状況を理解しながら技術を蓄積してきました。
また、製鉄所の設備は非常に過酷な環境で使用されます。例えば高炉には1300℃近い高温の熱風が送り込まれていますので、材料や冷却構造の工夫が不可欠です。セラミック材料を使用したり、冷却方法を工夫したりと、試行錯誤を重ねながら技術を磨いてきました。
実際に設備を点検した際、急冷によってセラミック部材が割れてしまうという経験もありました。こうした失敗も含めて、現場での経験が次の設計に活かされています。
さらに大型バルブでは、わずかな誤差でも動作に影響するため、微調整の技術も重要になります。図面通りに組み立てても実際には動かないこともあり、現場で確認しながら調整を行うこともあります。こうした積み重ねが、他社には真似できない技術につながっています。

製品画像

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ポエックグループの
一員として

As a member of the PUEQU Group

当社がグループ入りすることになった背景には、事業承継の課題がありました。長年会社を支えてきた経営者が亡くなられたこともあり、今後の事業継続について検討していたのです。
実は、他社からもM&Aの打診はありました。ただし、競合企業の場合、技術を取り込んだ後に事業がどうなるのかという不安もあり、慎重に判断する必要がありました。
その中で、ポエックグループを選んだ理由は、グループ会社である株式会社三和テスコとの長年の取引関係があったことです。これまで当社のバルブの製作をお願いしたこともあり、技術力や企業姿勢をよく理解していました。
ポエックグループに加わることで、これまで培ってきた技術や事業をそのまま継続できるという安心感がありました。実際、現在も従来と変わらない体制で事業を進めています。社員の間でも特に不安はなく、これまで通り仕事に取り組んでいます。
今後は、人材の面で少しずつ若い世代を採用しながら、技術の継承を進めていきたいと考えています。当社はベテラン社員が多く、こうした経験豊富な人材の知識を、次の世代につないでいくことが重要だと思っています。

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これからの東鉄工

The Future of AZUMATEKKO

当社として特定の新分野に進出するというよりは、これまで培ってきた技術を活かしながら、お客さまのニーズに応えていくことを重視しています。
実際、新しい案件の多くは、お客さまからの相談をきっかけに生まれています。過去の実績を見て、「東鉄工ならできるのではないか」と声をかけていただくことが多いのです。
製鉄所関連の設備は国内だけでなく海外にも数多くあります。例えば台湾の製鉄所などでは設備改修の計画もあり、今後の案件につながる可能性があります。製鉄設備は一度故障すると大きな影響が出るため、実績のあるメーカーが選ばれます。
また、発電所設備など他分野からの引き合いもあります。こうした案件に柔軟に対応しながら、更に技術の幅を広げていきたいと考えています。
少人数の技術者による高い専門性が強みであり、これからも、長年培ってきた設計資料や技術ノウハウを次世代へ継承しながら、東鉄工ならではの技術を守り、発展させていきたいと思っています。
近澤社長ご経歴

1969年4月
 東鉄工株式会社入社

1989年4月
 営業、技術部長

2026年2月
 東鉄工株式会社 代表取締役社長に就任(現任)

株主配当のご紹介

20期連続配当実施
株主の皆さまへの利益還元を経営上の最重要課題のひとつと考え、
成長と株主還元を両立しております。
2026年8月期(予想)1株あたり配当金75円
2026年8月期(予想)1株あたり配当金75円